西川善司のInternational CES 2012レポート(1)

 今年もラスベガスのInternational CESに行ってまいりました。

 今年は風邪もひかず、インフルエンザにもならず帰ってこられましたが、ピクとのリックスのストローラーバッグの車輪とストロボ(ニコン SB-900)の赤いプラスチックのセンサカバーをANAに壊されました。ストローラーバックは1500円で直るそうですが、センサカバーはたかだか外装の3cm×3cm程度の赤いプラスチック1枚をはめるだけなのに修理費用として1万円超(部品代540円。工賃約1万円(笑))も取られてしまいました。しくしく

 部品だけ売ってくれれば自分ではめるのに…。

 ニコンのアフターサービスは満足度が高いと言うけど、ちょっとにわかには信じ難し。(満足度じゃなくて値段だけは高かった)

 さて、今年のCESレポートは、ボクは、「西川善司の大画面☆マニア」としてのレポート以外に、ニュース記事の執筆や、ブースレポートの担当もしました。

 まずは、そうした系統のレポートから紹介します。



 会期前日はプレスカンファレンスが朝から晩まで開催されるのがCESの慣わしです。

 朝一番からプレスカンファレンスを開催したのがLGエレクトロニクスで、レポートは僕が担当することになり、前日から朝6時起きで会場に向かいました。

 事前にアナウンスがあった55インチの有機ELテレビが発表され、発表会終了後には写真のような黒山の人だかりが。

lg002.jpg
【CES】LG、55型で薄さ4mmの有機ELテレビを公開
-ジェスチャーインターフェイスやGoogleTVも

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120110_503283.html

 LGエレクトロニクスは、日本でINFINIAというブランド名で液晶テレビを商品化して発売していますが、この有機ELテレビも日本にやってくる可能性が高いそうです。

 今までは、「日本企業の家電メーカーが作っているテレビがあるのに、あえて海外メーカーのテレビを選ぶ理由がどこにあるのか」ということに対して説明が付きにくかったのですが、日本メーカーのだしていない「55インチ有機ELテレビ」ということになれば話は変わってきますよね。

 どうなるか興味深いところです。

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 続いてサムスンのプレスカンファレンスを担当したのですが、なんと1時間前から入口からの列に並んだのにもかかわらず、中に入れて貰えず。

 確かに一般メディアが報じていたように、今年の韓国勢は例年に増して勢いというかパワーはありました。

 韓国企業には日本人記者達には仲良し広報レディもいないので、入口のマッチョな警備員ガイに「もう満員だから向こういけ」となると本当に入れて貰えないんです(笑)

 ちなみに列は「これ何の発売日?」というくらいの長さ、そうですね…500メートルはあったかと思います。入れた知り合いは「1時間半に並んでギリギリだった」とのことですから、来年は2時間前に並ぶ必要があります。もはやサムスンのプレスカンファレンスに入るには、かつてのビル・ゲイツ基調講演と同じくらいの気合が必要ということです(笑)

 んで、中には入れなかった記者達は、扉の向こうで行われているプレスカンファレンスを自前のパソコンでインターネットストリーミングで見ることに(笑)

sam02.jpg
【CES】Samsung、55型の有機EL TVを発表
-'12年発売。「スーパー有機ELテレビ」

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120110_503376.html

 結局、AV WATCH取材チームとしては、姉妹メディアのPC WATCH取材チームから、写真をもらってボクが記事を起こしています。

 例年と違い今年のサムスンの発表会(プレスカンファレンス)はちょっと基調講演っぽい雰囲気で、会場をゴージャスに飾り付けて開催していました。

 AVメディア的にはこちらも55インチの有機ELテレビが大きなネタになりました。ただ、発表会終了後は有機ELの実機はさっさと片付けちゃって、スマートフォンとかを中心に見せてました。

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