今回の「3Dゲームファンのための3Dグラフィックス講座」は「一度はやらなくては…」と長年思い続けてきた「YEBIS」編です。
今回は「記事冒頭の著者近影(近況)のインパクトが強すぎる」という声も頂きましたが、この連載の冒頭コラムは「出オチ」「ネタ」が多いのは毎度のことなので…ご容赦を。

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西川善司の3Dゲームファンのための「YEBIS」講座
“KAWASE式”のあの人が手がける「ポストエフェクト・ミドルウェア」の神髄に迫る!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/3dcg/20120217_512295.html
さてさて。
YEBISは、世界的にも珍しいポストエフェクト専用のミドルウェアです。
エッセンスだけ語るとすれば、「何も考えずにレンダリングしたゲームグラフィックスを、ポンとYEBISに受け渡すと、あら不思議、フォトリアルでHDRな先端ビジュアルに生まれ変わってしまう」…これがYEBISの機能です。ちなみに、上の動画は、YEBISのオフ/オンを交互に切り換えているものです。
YEBISのカスタマーとしては、自分のゲームプログラムのレンダリングを司るコードブロックに対して、「ここからここまでのコードでレンダリングしている結果に対してYEBISでポストプロセスを掛ける」という「begin~end」的な指定の仕方だけでOK。とても組み込みは楽なんですね。
画作りやパフォーマンスについてはパラメータの調整を行えばよく、既にほぼ完成しているゲームへの組み込みを行う事すら容易だとのことです。
YEBISのポストエフェクトの多くは、現実世界で用いられるカメラやそのレンズなどの光学パラメータを与えて制御できるので、実際にカメラやレンズに詳しい人が使えば画作りがしやすいでしょうし、なにより物理的に正しい(あるいは正解に近い)光学エフェクトを与えられるという利点があります。
ちなみに「YEBIS」のリード開発者は、あの「日本シェーダー界の坂本龍馬」(笑)とも呼ばれる川瀬正樹氏です。
YEBISを知らなくても川瀬氏の名前をしている人は多いはずです。
記事では、「日本シェーダ界に夜明けをもたらした川瀬氏の活躍」についても触れています。
今見ても、美しいこのゲームグラフィックス。10年前のものです。
そうです。
川瀬氏が手がけた「DOUBLE S.T.E.A.L.」のものです。

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