スポーツカー見積もり隊とは、気になるスポーツカーをただ見積もりに行くだけのネタ日記企画です。実際には買いませんが、真剣に「買う」という想定で見積もりをします。
もともとはmixiの日記でやっていたネタだったんですが、mixiにいた自分の周りのアクティブユーザーが少なくなってしまったので、こっちでやることにしました。
過去にも何回かやっているのですが、久々の再開です。
今回のお題はトヨタ86です。
実は、このトヨタ86、4月6日にやっと発売されたのです。
とっくに出てたんじゃないの?と思う人もいるかと思いますが、いえいえ、トヨタの広報戦略で発売前にドカドカと情報を出していたために、もうとっくに発売されているような雰囲気が漂っていましたが、実は正式の発売日は4月6日だったのです。
4月5日以前には販売店では仮カタログを配布していましたが、正式発売後はちゃんとしたカタログを用意しています。自分も、自宅の近所の埼玉トヨペットでもらってまいりました。
気合いが入っていて全部で3冊+1枚あります。
1冊はカタログ本編。
2冊目はアクセサリーカタログ
3冊目は読本としても面白い開発後記的な内容の「PRODUCTION NOTES」
そして最後の"1枚"というのは発表会の模様などをまとめた号外新聞風のチラシです。
自動車雑誌を読みあさってきた人は、86の情報はほとんど頭に入っているとは思いますが、そんな人でもなにげに「アクセサリーカタログ」は面白いです。結構、雑誌にも載っていないような面白いオプションが沢山載っていて86耳年増な人でも楽しめます。
例えば、"カーボンボンネット風"にカスタマイズ出来るボンネットステッカーとか、燃料ハッチをメカ風に飾り付けるステッカーとか、「なんちゃって」グッズとかが面白いです。
かと思えばTRDの86万円もするフロント対向6ポッド、リア対向4ポッドのモノブロックブレーキキットなんかもラインナップされています。このキットに付属する2ピースディスクローターはフロントφ355mm、リアφ345mmもあって、RX-7以上です。車重1.2トン強、200馬力の車に取り付けるオプションとしては、完全にオーバースペックな感じもしますが、それだけ、トヨタは86に対して真剣だと言うことなんでしょうね。ちなみに、純正は、前後片押しブレーキです。
アクセサリーカタログにはエアロパーツも充実満載で、ワクワクします。
なんとエアロパーツは、トヨタ純正から以外に、モデリスタ、TRD(ワークス)から出るのです。これらの全てがアクセサリカタログには記載されています。すごい!!
トヨタ純正
モデリスタ
TRD
3社から出ている各パーツを組み合わせてオリジナルコーディネートをするのも楽しそうです。
RX-7もマツダスピードが全盛の時は、SPEC A,B,Rとかエアロパーツだけでも色々とバリエーションがあったんですよねぇ。あの時の興奮に近いものを抱いてしまいますよ、この充実ぶりには。
スバルBRZにはここまでのラインナップはないので、ここは86の強みですかね…といってもパーツのほとんどがBRZにも付いちゃうのかな(笑)
さて、見積もりですが、どのグレードを選ぶかでまず悩みました。
86のグレードは4つ。
公道は走れるものの実質的には競技用ベースの廉価グレードの「RC」、ベーシックグレードの「G」、上級グレードの「GT」、豪華グレードの「GT Limted」の4つです。
「RC」はエアコンがオプションでも付けられないので一般用途としてはかなり辛いものがあります。価格は6MTモデル(以下、同)で199万円。
ベーシックグレードの「G」はだいぶまともになりますが、エアコンはマニュアルエアコンとなり、スピーカーは左右のドアに1つずつの2スピーカー仕様、ペダル類はプラスチックです。内装もやや質素でメーター類もシンプルです。走行会用のセカンドカーと言うことならばこれでもいいかもしれません。価格は241万円。
上級グレードの「GT」は、フルオートエアコン、6スピーカー、ペダル類はアルミ製、キーレスエントリー対応、メーターもスポーティなデジタル速度計付きホワイトメーターです。スポーツカーだから、というイイワケを感じさせない充実装備は、「マイカーはこの車1台体勢」とするユーザーにも納得です。価格は279万円。
豪華グレードの「GT Limited」は「GT」の装備を全て含んだ上で、革張りシート、リアスポイラー、リアフォグランプ、スポーツブレーキパッド、フロアアンダーカバーなどが装着されます。価格は297万円。
自分はGTかGT Limitedかまではすぐに決まりましたが、この2つのどちらかにするかについては結構悩みました。
悩んだ末にGTを選択。
GT Limitedの革張りシートはレカロでもなく4点式ベルトの通し穴もないのであまり意味がないと判断。リアスポイラーはフロアアンダーカバーは社外品のものがでてくるだろうと予測。リアフォグランプは不要。そしてスポーツブレーキパッドはあまり意味がないと判断。サーキット走行だと純正の片押しブレーキシステムそのものが不安なので、TRDの86万のヤツは付けないにしても、フロント対向4ポッド、リア対向2ポッドくらいの社外品にリプレースする可能性が高いというのが理由。
と言うことで作成してもらった見積もり書がこちら。
機能的なオプションは何も付けていないですが、5年効果持続のボディコートと、ガラスに車体番号を刻印する防盗施工だけは、一応付けてみました。
GTグレードは車体の税込価格は279万円でしたが、自動車取得税などの各種税金を合わせた総支払額は325万円となりました。
値引きはゼロ。
来店の際には車格的に競合車種となるマツダのロードスター(次期モデル登場間近)、RX-8(6月に生産終了)のTYPE-Gあたりの見積もり書を持っていけば値引きを引き出すことができるかも知れません。日産フェアレディZ、スバルWRX STI、三菱ランエボXは、やや86よりも車格と価格が上になるので競合させるにはリアリティが足りないかもです。
そういやスバルBRZと競合させると値引きが引き出せるんでしょうか(笑)。
なお、自分で車を取りに行けば、ここから納車費用の8190円はひけます。希望ナンバー代行315円は自分でウェブサイトでやれば引けます(笑)。
この他、見積もり書にある「スマイルパスポート:7万円」というのが何か気になりましたが、これは、最初の車検までの基本的なメンテナンス(オイル交換など)をパックにしたものだとのこと。行き付けのカーショップがあるならばこれは不要ですね。
2000ccのNA、200馬力のスポーツカーで総額320万円はちょっと割高感がありますかねぇ。
ちなみに、自分はかつてRX-7(FD3S)は280馬力のタイプRを2001年に新車で買いましたが、このときはこみこみで340万円でしたからね。当時、2000ccターボのシルビアS15も250馬力のSPEC-Rでコミコミで280万円くらいでした。物価が上がったってことなのか、単にトヨタ86が割高なのか…。
納車は、4月上旬オーダーで、7月下旬から8月だとのこと。3~4ヶ月待ちってところですね。
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