「そろそろ走行インプレッションをやってくださいよ」という意見が寄せられるようになりましたので、今回はそういったネタにしました。
といっても、GT-Rの場合、「○○サーキットで何秒出た」という話は、既に専門誌等で出尽くしている感があるので、今回のGT-Rライフでは、「普段乗りの車としての近い勝手」を中心にレポートしてあります。
【CarWatch連載】西川善司の「NISSAN GT-R」ライフ
第4回:毎日乗るクルマとしてのGT-Rの使い勝手はいかに?
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20120522_534331.html
街乗りのインプレッション、セットアップスイッチの活用ガイド的な内容はもちろんですが、純正状態でシャコタンなGT-Rがコンビニやファミレスには入れるのか…とか、駐車場に止めるときにはスポーツカー乗りが神経質になる車止めとの相性はどうなのか…とか、普段乗りまでをGT-Rで1台でやろうとしている人に役立ちそうなことをまとめてみました。もちろん燃費についても触れています。
それと、首都高を使った慣らし運転コースも紹介してみました。これは、友人達がやっていたことの真似事なんですが…。
セブンの時は、エンジンを載せ替えた時に、ほぼ15時間掛けて(途中休憩も入れて)1500kmの慣らし運転をしたことがありました。
今から丁度6年前、2006年5月のことです。
この「1日で1500kmの慣らし走行を行う方法」も、あるセミプロの知人から教わったコースです。
参考までにここに記しておきましょうか。
この時は、まず、自宅(埼玉県)を出て首都高大宮線(当時400円)から東京外環(当時500円)へと乗り常磐流山IC(千葉県)に入りました。
実質、ここからスタートです。
ここから磐越道へと接続し、千葉県を超えて茨城県、そして福島県を横断します。
そのまま新潟県へと入り、北陸自動車道に乗りました。
さらに上越ICから今度は上信越道に接続して新潟県から長野県にはいり、長野県も突っ切りました。
そのまま群馬県へと入り藤岡ICで今度は関越道に入りました。
ここまでで走行距離にして700km。ここから折り返しです(笑)
この頃になると、もう、ほとんど、握力がバカになってます。
ここから帰路になるわけですが、関越道を今度は北上して再び新潟を目指します。
新潟県へ入って長岡ICを経て、来るときに通った北陸自動車道へ再びに入ります。
この頃になると「何やってんだろ、オレ。」という自問自答が浮かんでは消えます。
北陸自動車道で新潟県、福島県を再び戻り、磐越道で茨城県にさしかかるころには、まだあと400kmもあるのにもかかわらず、なんというか「帰路だなぁ」という実感に包まれます。
磐越道から常磐道に戻ってきて、ゴール地点の茨城県谷和原ICで高速を降ります。
休憩、給油込みで約14時間走り続けたわけですが、高速料金的には流山で入って谷和原で降りたことになるので、ETC深夜割引もあって高速料金は400円でした(当時)。ETCカードを抜くようなことはしていません。
このあともう一回谷和原ICに入って常磐道、東京外環、首都高と埼玉に帰ってきました(+約1時間)。
走行距離にして1日で約1500km。1500km走って高速料金の合計は先ほどの400円を含んで合計1800円(当時)。
1500kmというと大体、東京大阪間を往復したあと、もう一回、大阪に行くくらいの距離です。
通過県を順番にいうと「埼玉→千葉→茨城→福島→新潟→長野→群馬→新潟→福島→茨城→千葉→埼玉」という感じになります。
土曜日の正午に出て(出発遅すぎ)帰宅は日曜の午前3時。約15時間、運転し続けたのは生まれて初めての体験でした。
帰宅後、床について目を閉じても、奥から手前に光が流れていく光景がいつまでも消えなかったのをよく覚えています。
なお、この1500km慣らし運転コースを走破するためには幾つかの注意点があります。
1つは、給油は高速道路の高いガソリンスタンドで行うことになるということです。自分がやったときは、5回ほど給油して約3万円かかりました(当時のガソリン代で)。
もう一つは北陸地域を通るので降雪時期にはオススメできないと言うことです。
ボクは、この時は一人で走ったので心身共にかなり大変でしたが、通過県のサービスエリア巡りを目的にして、気心知れた友人や恋人と運転交代なんかをしながらやれば、意外に楽しい日帰りドライブ旅行になるかも知れません。
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