ソニーの720pヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」,その強化ポイントをチェックする

 ソニーのヘッドマウントディスプレイ(HMD)が、マイナーチェンジして新発売されました。

 光学系の変更はなく、映像エンジンのブラッシュアップと、物理形状や装着面のリファインが変更改良の中心となっています。

 実際に先代のHMZ-T1とどこがどう違うのかを徹底評価してみました。

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ソニーの720pヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」,その強化ポイントをチェックする
http://www.4gamer.net/games/183/G018303/20121012076/

 パッと付けてパッと見られるという意味ではHMZ-T1の方が手軽で、HMZ-T2はカスタマイズ範囲が広くなった反面、もし、調整無しで見た時には印象が悪いかも知れません。実際、自分も最初HMZ-T2を装着したとき、HMZ-T1と比較して外周がボケて見えてしまい「なんだこりゃ」と思いました。

 原因はHMZ-T2新搭載のヘッドパッドの引き出し調整機構の未調整でした。

 あと、両眼距離の調整を行ってもボケて見える場合は回転方向にねじれている可能性があります。

 光学系の仕様が変わっていないので、HMZ-T1と同等の見え方は絶対できるはずですので、どうしてもうまく見えない場合は調整を追い込んでみましょう。

 ハイエンドプロジェクタのVPL-VW1000ES風に追い込んだ色調はかなりいい感じになっています。



 惜しむらくは、表示遅延がHMZ-T1時の2フレーム(60Hz時)から変更がなく全く改善されていない点ですね。「ゲーム」画調モードに設定しても遅延が変わらないのもHMZ-T1から変更なしです。

 ソニーはブラビアもそうですが、映像機器開発チームとゲーム機部門と深い溝があるようで、映像機器はWEGA(ヴェガ)ブランド時代から、ゲーム向けの最適化が手薄なんですよね。

 以前、ボクも取材時に「なんとかして」と進言したことがあるのですが「うーん、あっちと(ソニーとSCE)は実質、別会社ですからねぇ。無理ですよ。」と言われたことがあります。

 ブラビアもPS3のHDMI階調がまともに映せるようになったのは最近の機種になってからですし、ゲーム機を持っていない東芝レグザの方が、我々ゲームユーザーの意見に耳を傾けた仕様改良を柔軟にやってくれてますね。

 今年から始まった、平井社長の「ワンソニー体勢」では改善されるといいんですが…。ソニーさん、いつでも相談に乗りますよ!(笑)

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 そうそう。HMZ-T2は、眼前の表示部ユニットの下側のクリアランスが改善されたおかげで細い缶ジュースならば装着状態のまま飲めるようになりましたよ!

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Comments

ぽっくん | 2012/10/16 13:06
ストローを使えば…
っていうのはヤボですかね?w

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