ソニーの反射型液晶パネルSXRD採用プロジェクタの新製品が登場したので評価いたしました。
実勢価格が驚きの30万円未満で、超解像映像エンジン、3D立体視対応、しかも映像エンジンは100万円クラスのVPL-VW1000ESから降ろしてきているという製品で、ソニー自身でSXRDプロジェクタのラインナップを破壊するつもりなんじゃないかというような凄い製品です。
西川善司の大画面☆マニア第169回
この充実度でエントリー機? ソニー「VPL-HW50ES」~実売30万円以下で超解像3Dも http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20121213_577980.html
3D立体視の画質はもう少し詰めて欲しかった気はしましたが、2D画質は文句なしで、発色もフォーカス感も良好です。
輝度が1700ルーメンという、VPL-VW1000ESの2000ルーメンの次に明るく、高輝度1700ルーメン時はデータプロジェクタ並みに明るく使えちゃいます。
3D立体視のときにはこの1700ルーメンの高輝度が効いてきますし、ランプモードを低輝度にすれば、これまでのSXRDプロジェクタらしい、暗部がしっかりと締まった画質も得られます。
まぁ、低価格を実現しているのは、「2008年時モデルからデザインを変えていない償却済みの古い筐体を使い回していること」「光学系は一新したとしているが基本設計は2008年時モデルから使い回しの手動式調整レンズ」といった部分の割り切りのところが大きいかと思います。
逆にこの辺りが気にならなければ、ある意味、奇跡の製品と言えるかも知れません。
ちょっと、まじめに欲しくなりましたよ。
まぁ、今は車に手が掛かっているので買えませんけどね。
今夜から、でっかい靴下を枕元に用意して眠ることにします(笑)
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