今年のSIGGRAPHのElectronic Theaterはゲーム映像あり、コメディアあり、オバカな一発ネタあり…とバリエーションに富んでいて結構面白かったです。
逆に言うと「技術的にすげえ」「アディスティックでステキ」という突出したものは少なかったようにも感じますが。
記事では気になった作品を動画で紹介していますので暇つぶしで見てみてください。
Wanted Melody from Wanted Melody on Vimeo.
[SIGGRAPH]秀逸な映像作品が集まる「Electronic Theater」レポート(前編)。ゲームからは「DiRT」シリーズのオープニングが入選
http://www.4gamer.net/games/017/G001762/20120815053/
前編記事のキャッチには「DiRT」のことが書いてありますが、個人的に、今回のElectronic Theaterの入選作でもっとも会場を騒がせたのは、上の作品だったと思っています(笑)
題材としては西部劇で、表面下散乱テクニックを使って美しい透明感のある肌表現を行っているのですが、問題なのは、全ての登場人物が○○ポだということです(笑)
これを入選作にしてしまうあたり、SIGGRAPHの審査員の寛大さに感服します。
後編記事では各部門賞の入選作を中心に紹介しています。
近年のSIGGRAPHのElectronic Theaterでは、日本人の活躍が寂しかったのですが(優秀作はあるにはあったが数は少なかった)、今年はついに最優秀作品に日本人監督の作品が選ばれました。
Réflexion from Planktoon on Vimeo.
[SIGGRAPH]秀逸な映像作品が集まる「Electronic Theater」レポート(後編)。今年の最優秀作品は日本人監督による「Reflexion」
http://www.4gamer.net/games/017/G001762/20120817108/
上の作品「Reflexion」がそれで、日本人のアニメーター田村義道氏が監督を務めています。
映像を見てみてなんとなくDisney風に感じた人は鋭いです。
本作の監督である田村氏は「Hercules」「Tarzan」「Atlantis: The Lost Empire」「The Jungle Book 2」といったDisney映画のアニメーターを務めていた人なんですね。
この他、原発ネタを笑いにしたドイツの学生作品なども紹介していますが、日本だったら「けしからん!」とかいって結構問題になっていたかも…?
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