(いまさら)西川善司のSIGGRAPH2012記事リンク集(8)

 ブログに記事紹介するのを忘れていたためこのタイミングになってしまった「(いまさら)西川善司のSIGGRAPH2012記事リンク集」シリーズも今回が最後です。


[SIGGRAPH]骨組みなしのぬいぐるみが動く!? 最新技術が披露される「Emerging Technologies」展示セクションレポート(1)
http://www.4gamer.net/games/017/G001762/20120808063/

 「動くぬいぐるみ」は、最近の幼児向けオモチャとして、いろんなものが出てきていますが、中に骨格が入っていて、ぬいぐるみとして抱いたときになにか堅い物が中に入っているのが分かります。

 内骨格構造…それがリアルというならばリアルなんでしょうけど、何となくぬいぐるみに対するイメージって「芯まで柔らかい」ってのがあると思います。

 東京工業大学の研究グループは、内部骨格なしでぬいぐるみを動かしてしまう技術を開発しました。

 これは動くおもちゃ業界に一大センセーションを起こすことになるかも…??

 この記事では、他に、「重さ」(らしきもの?)を通信で伝えてしまうと言う慶應義塾大学の研究も紹介しています。

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 ゲームプレイ中、プレイヤーキャラクタが重い物を持ったら、ゲームコントローラが重くなってくる…なんていう表現が出来るようになるかも知れません

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 SIGGRAPH2012の開催初日に行われた、ゲーム開発技術のショートセッションコース「Game Worlds」を抜粋してまとめたのがこちらの記事です。

 バンダイナムコスタジオの谷史郎氏による「ソウルキャリバー5」のセッションも行われたりして、なかなか見どころの多いセッションでした。

 記事では、この「ソウルキャリバー5」に用いられたテクスチャ技術の他、スノボーゲーム「SSX」に用いられたコース生成用プロシージャル技術、「Just Cause2」に用いられた超遠景レンダリング技術などを紹介しています。

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[SIGGRAPH]CGとインタラクティブ技術の学会&祭典「SIGGRAPH 2012」が開催に。初日に行われた「Game Worlds」の模様をレポート
http://www.4gamer.net/games/032/G003263/20120807026/

 上の画面ショットは「Just Cause2」のもので、大変美しい夜景が描かれています。

 これまで夜景というと、街明かりは、そういう街明かりを描いたテクスチャを用意して貼り付ける…なんていう手法が一般的でしたが、「Just Cause2」では、やり方がちょっと違っています。

 プレイヤーキャラクタがその場所に行ったときに有効になる、あらかじめシーンに配置しておいた動的光源や静的光源を、遠景時にはパーティクルに置き換えることで夜景の街明かりとしているんだとか。

 なるほど。理にかなっていますね。

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