今年も世界最大級の家電ショー、ラスベガスのInternational CESに行ってまいりました。
例年通り、AV WATCHの取材チームとしての参加です。
今年は小寺信良氏が不参加で編集部側の人間も一人だったので、コアチーム(?)は二人だけでした。なので、去年まで編集部側の人間が担当していたプレスカンファレンスやブースのレポートもボクがやっています。
会期前日のプレスカンファレンスのレポート記事はこちら2つになります。
LG、55型有機ELテレビを3月に米国発売。約100万円
Google TV第3世代や、100型レーザーテレビも発表
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20130108_580838.html
LG,サムスンの韓国メーカーは、北米では、一般ユーザーの人気の面では、今や、日本メーカーを凌いでしまっているので、そのプレスカンファレンスへの入場は大変です。
LGのプレスカンファレンスは1時間待ちで、サムスンのプレスカンファレンスになると2時間待ちで入場ギリギリというレベルでした。
今年のLGは、スマート家電をテーマとしていましたが、映像系でのメイン商材はやはり4Kテレビと有機ELテレビでしたね。
55インチの大型サイズの有機ELテレビについては「LGに限らず大型サイズの有機ELパネルの歩留まりはかなり良くない」というのが業界関係者からよく聞く噂ですが、LGは赤字を覚悟してでも発売に踏み切るようです。
毎年、日本でのCEATECよりも、ラスベガスでのCESの方が毎年気合は入りまくっているソニーですが、今年もソニーのブースは気合いの入った展示を行っていましたね。
ソニーも映像系では4Kと有機ELに気合いを入れていました。
ソニーの4Kテレビは、55インチ、65インチ、84インチの全てでLGパネルを採用しており、画質的には55インチ、65インチの方が良くなる見込みです。この辺りについては大画面☆マニアの別記事を参照下さい
ソニー、平井社長が4つの“4K世界初”アピール
CESプレスカンファレンスレポート
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20130108_580980.html
ソニーの56インチ有機ELテレビは、今回のCESの目玉というか飛び道具的な存在で、56インチという大きさもさることながら、4K解像度ということでビックリさせられました。
しかも、解像感もさることながら、有機ELの割には色がかなりいいんですね。
憧れの対象となっている有機ELですが、実は青の有機EL材がパワー的にも寿命的にも弱いといわれます。しかし、今回のソニーが見せていた56インチの4K有機ELテレビはそのあたりの不安が全くありませんでした。
昨年のCLDと同様、「直近で商品化できるものではない」(ソニー関係者)とのことですが、確かに未来は感じられました。
ただ、運がないもので、せっかくのプレスカンファレンスの本番では、なんと映像が映らないという失態をやらかしてしまいました。
裏方スタッフの話では、実は映っている2号機もスタンバイされていたとのことですが、舞台監督のストップが入って入れ替えが出来なかったとか。
でも、ブースに平常展示されていたものは、会期中、ずっと問題なく動いていましたよ。
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