西川善司のInternational CES 2013レポート(6)

 大画面☆マニアのInternational CES特別編の最終回です。

 それまでの回にまとめ上げられなかったネタを一気に放出しているため、話題は色んな方面に渡っています。

 まずは、シャープの「スーパーブライト技術」から。

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西川善司の大画面☆マニア第174回CES特別編
シャープの次世代クアトロンや韓国メーカーの有機EL
LG有機ELの白サブピクセルはなんのため?

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20130117_581973.html

 現地の説明担当が間違えていたということで、CES閉幕後の帰国後にシャープから修正依頼が入りましたが、まぁ、海外取材ものではよくあることです。現地の担当者も理解していないことが多いですからね...。

 それはさておき、スーパーブライト自体は面白い技術です。

 液晶特有の迷光低減を映像エンジン側でやってしまいましょう…みたいなテクニックです。

 スピーカー製品における「低音が弱いスピーカーに対して低音を増強して再生することで弱点を低減」みたいなイメージの処理を「映像で」「液晶パネルで」やってしまっている…と考えると理解しやすいかも知れません。

 シャープからはもう一つ。

 次世代QUATTRONの展示があったのでこれも取り扱っています。

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 RGBで構成される一般的な液晶パネルよりも、RGB+Yで構成されるQUATTRONはサブピクセルが多いので、その多いサブピクセルを解像度向上方向にも活用しちゃえ…というのが次世代QUATTRONの新機能になります。

 いわゆる「サブピクセルレンダリング」技術ですね。

 展示されていたデモ機はやや偽色が出ていた感じがしたので、ここは要チューニングと言ったところでしょうか。

 この他、いよいよ発売されるLGの有機ELテレビの白色サブピクセルの秘密と、東芝レグザの映像エンジンの新機能「4K微細テクスチャー復元」と「4K輝き復元」について紹介しています。

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 プロジェクタ関係の話題は、今回のCESではトピックが少なかったのですが、JVCの日本未発売モデルの話題や、カシオやパナソニック、LGなどが実用化してきたレーザー光源プロジェクションシステムについての紹介や解説をラストにねじ込んでいます。

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