今回のネタはレーダー探知機です。
今では、「レーダー探知機」というよりも、「スピード超過取り締まり装置「オービス」の位置警告装置」の意味合いの方が強くなっていますが、こうした装置とGT-Rにまつわる調査と実験をまとめてみました。
西川善司の「NISSAN GT-R」ライフ
第15回:実はGT-Rに適合するOBD2対応レーダー探知機は存在した
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20130219_587976.html
現在、レーダー探知機は、自車位置を正確に把握するために、故障診断用ののOBD2ポートを使用して車速+αの情報をクルマから取得する手段に対応しています。
このテクノロジーにいち早く対応したのがユピテルだったんですが、R35 GT-Rには、ずっと対応してくれなかったんですよね。
ところが、2012年の夏、COMTECがGT-Rに対応するモデルを出してきました。
まぁ、細かい経緯があって(詳細は記事をどうぞ)、対応していないとされるユピテルのレーダー探知機のOBD2対応状況を検証してみよう…とやってみたのが、今回のネタです。
結果は、小さな失敗と大きな成功があり(これまた、詳細は記事の方をどうぞ)、結論としては、ユピテルのレーダー探知機をGT-RにてOBD2ポート接続で動かすことが出来ました。
これで、トンネル内のオービスカメラについても正確な警告情報を得られるようになりました。C2トンネル内を実際に走ってみた感じでは、オービスカメラの位置を的確に警告してくれていました。
ユピテルのサイトには「加速度センサーとかジャイロセンサーとかを駆使した自車位置予測精度が凄い」と書かれてはいるんですが、車速情報をOBD2ポートからとれなかった以前は、トンネル内に入ると結構、自車位置がけっこういい加減でした。今では、屋外にいるときとほとんど変わらない精度の自車位置が出ています。
都心高速やトンネルの多い地区の走行機会が多いユーザーは、このOBD2ポート機能の活用はかなりオススメですね。
OBD2ポートから取得した情報のうち、レーダー探知機が本来の目的で活用するのは車速くらいだと思われますが、それ以外の取得した車両情報も、レーダー探知機のディスプレイ面に表示させることが出来ます。
これが、意外に侮れない…というかけっこう便利でした。
GT-Rの純正マルチファンクションメーターは、ピークホールドの機能がないですし、ロギング機能もほぼないに等しいんですよね。
OBD2ポート接続したレーダー探知機では、そうした各種パラメータの最大値、平均値を表示出来るんでとても便利なんです。
「今回のドライブの最高時速は?」とかはもちろん、「今回のドライブのアイドリング時間は総ドライブ時間に対して何%?」みたいな情報まで表示出来て、自分のドライブを振り返ることもできますから…。
ボクの設置ケースでは運転席のAピラー側の天井に備え付けています。ここは位置的にも運転者の顔面近いため、細かい情報表示もちゃんと読み取れるので結構オススメです。
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