既に週刊アスキーでレポート済みだった「円周率8000丁桁目の記録」の話題ですが、GTC2013では、発表者ご本人の講演があったので聴講し、レポートを書きました。
GTC 2013の「π」セッションレポート
円周率の小数点以下8000兆桁めをGeForceで求める方法
http://www.4gamer.net/games/120/G012093/20130323002/
この記録を達成した発表者のKarrels氏は大学院生で、上写真のGeForce GTX680×4枚差しのメインマシンの他に、大学の電算室の24台のパソコンに対しても分散コンピューティングを並行実践してこの記録を達成したそうですが、先日行われた
現役プロ棋士が最強の将棋ソフトと対局する電脳戦で用いられた東大のGPS将棋も、600台超のPCにて分散コンピューティングを実践していましたね。
昔から分散コンピューティングの概念はありましたし、HPC分野では普通に使われていましたが、その単位がそこら辺のPCでよなり、HPC分野以外の用途にも実用化が進んできている…というのがなんとも未来的です。
それこそPS3の生みの親、久夛良木さんが連呼していた「分散コンピューティングがいずれ身近になる!」というメッセージも、今や、現実味を持ってきているのがなんとも感慨深いですね。
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