GDC2013記事のフォローアップが続きます。
この時は(1)として(2)が執筆予定だったのですが、残念ながらどんどん新ネタが山積みにされた関係で取りかかることができませんでした。
イベントレポートは、こういう先が読めない事が時々あります。
[GDC 2013]PS4セッションレポート(1)ハードウェアのさらなる詳細が判明。「グラフィックスタスクとGPGPUタスクの同時実行」に対応
http://www.4gamer.net/games/990/G999024/20130329015/
PS4のGPUのGPGPU性能がとても高いと言われる理由が徐々に分かってきています。
確かに、シェーダープロセッサの数は1152基と、RADEON HD7000系のミドルアッパークラス程度ですが、実は、GPGPUタスクをディスパッチするAsynchronous Compute Engine(ACE)が、現行のPC向けRADEON HD7000系の4倍搭載されていることが分かってきました。現行デスクトップPC向けRADEON HD7900系でも、ACEは2基どまりですが、PS4のGPUは8基搭載されていると言うわけです。
しかも、ゲーム機ゆえ、これをかなりネイティブに叩けるというわけですから、PS4のGPGPU性能は、かなり期待が持てそうです。
Comments
そういう意味でしたか^^;
「仮に“PS4.1”や“PS4.2”が出てきたとして,PS4.2向けのゲームは,PS4.xにおけるAPUフレームワークの中でスケーラブルに動作できるので,描画品質を若干落とせば,PS4.0やPS4.1でも動作させることが可能」
と言ってるのであって、あなたの言うネックになる様な意味では言ってないと思うけど。
仮定ですがGPU単体で検討した場合もPS4に採用されるGPUはGCNで決まっていたと思います。
ディスパッチ機構が4倍増されたのは元々の素養あってのものかとも。
またPS4.1、4.2が出るか分かりませんが
固定ハードウェアとなるCS機に今後を考えればネックになるアーキテクチャの採用はありえません。
グラフィックス性能とGPGPU性能を高次元でまとめたGCN以外選択肢は無かったとも言えるのではないでしょうか。